
亜鉛は精力・EDに効果ある?テストステロンとの関係を整理
亜鉛の摂取によって勃起力やテストステロンは本当に向上するのか。欠乏状態と過剰摂取のリスクを区別し、最新の研究データに基づいた正しい摂取目安とサプリの選び方を詳しく解説します。
この記事のポイント
「亜鉛を飲むと精力が上がる」「亜鉛不足だとテストステロンが下がる」と聞いて、勃起力のためにサプリを探す人もいます。
亜鉛は身体に必要な微量元素で、男性ホルモンとの関係も研究されています。
ただし、「亜鉛とテストステロンに関係がある」ことと、「亜鉛サプリでEDが改善する」ことは同じではありません。
亜鉛不足とテストステロンには関連がある
2023年に掲載された系統レビューでは、亜鉛と血清テストステロンの関係を扱った38研究がまとめられました。
人を対象にした研究と動物研究を含み、亜鉛不足ではテストステロンが低下し、亜鉛補充によってテストステロンが改善する傾向が整理されています。
ただし、補充の影響は、もともとの亜鉛値やテストステロン値、摂取量、期間などによって違います。
亜鉛が不足している人で補うことと、亜鉛が足りている人が追加で大量に摂ることは分けて考えます。
日本人男性720人では亜鉛値と勃起機能に関連が出なかった
2023年に日本から報告された研究では、性機能の悩みで受診した男性720人について、血清亜鉛、テストステロン、勃起機能などが調べられました。
亜鉛値が低いほどテストステロン値も低い関連は確認されました。
一方、テストステロンやコルチゾールなどを考慮した解析では、亜鉛値と勃起機能の質問票スコアには有意な関連がありませんでした。
この結果はかなり分かりやすいポイントです。
「亜鉛はテストステロンに関係する」からといって、「亜鉛が多いほど勃起が硬い」とは言えません。
亜鉛を補えばEDが改善するという臨床試験は十分ではない
亜鉛と性機能を直接調べた研究はありますが、対象者が特殊だったり、古く小規模だったりします。
慢性腎不全で血液透析を受けている男性を対象にした二重盲検試験では、亜鉛投与によって性機能や夜間勃起に明確な改善は確認されませんでした。
透析患者の結果を健康な男性へそのまま当てはめることはできません。
同時に、健康な男性や一般的なED患者へ亜鉛だけを投与し、十分な人数で勃起機能改善を確認した強い臨床データも不足しています。
「テストステロンブースター」に含まれているからといって効果が保証されるわけではない
2020年の系統レビューでは、市販のテストステロン・ED向けサプリに含まれる成分が調べられました。
亜鉛はよく使われる成分の一つでしたが、男性向けサプリの成分全体を見ると、研究結果が矛盾している、否定的、またはデータ不足のものが多く含まれていました。
商品の名前に「男性力」「テストステロン」「精力」と書かれていても、完成した商品そのものがランダム化比較試験で確認されているとは限りません。
複数成分の商品では、どの成分を何mg摂っているか分かりにくい場合もあります。
亜鉛不足が疑われるなら「勃起サプリ」ではなく不足の評価
極端に偏った食事、吸収に関わる病気などがある場合は、亜鉛不足が問題になることがあります。
このようなケースでは、「EDを劇的に改善するサプリメントを探し求める」という発想ではなく、まずは全身の栄養状態を客観的に把握し、仮に欠乏している栄養素があれば適切に補うという医療・栄養学的なアプローチが基本となります。
亜鉛を過剰に長期間摂ると、銅欠乏など別の問題を起こすことがあります。
サプリを複数使っている場合は、マルチビタミンや他製品との重複にも注意します。
BananaUpでは亜鉛を摂取記録として扱う
BananaUpの supplement_zinc は、「亜鉛を飲めば勃起が改善する」と表示するRoutineではありません。
本人が亜鉛サプリを使用している場合に、その日を記録するSupplement Logです。
supplement_multivitamin(マルチビタミンサプリメント)にも亜鉛が含まれている商品があるため、複数のサプリを併用する場合は1日の総摂取量を確認して上限を超えないように注意しましょう。
BananaUpでは商品ごとの推奨量や治療量を決めません。
勃起しにくい状態が数週間続く場合や、低テストステロンが気になっている場合は、亜鉛サプリだけで自己判断せず医療機関へ相談してください。
Male Condition Check では勃起の調子だけでなく、日々の睡眠、身体活動量、ストレスレベルなどを総合的に整理できます。14日記録 を活用すれば、亜鉛サプリメントを摂取した日とそれ以外のCondition変化を区別して記録・追跡することが可能です。
参考資料
最近の自分で、満足してる?
いざという時のために、いつまでも男としての自信を保とう。
- 理想の自分に近づける
- 男としての上位を目指せる
- 自信につながる