自転車でEDになる?サドル・会陰部のしびれと勃起機能の関係のイメージ

自転車でEDになる?サドル・会陰部のしびれと勃起機能の関係

自転車やサイクリングとEDの関係について、サドルによる会陰部の圧迫や神経・血流への影響、しびれを防ぐ乗り方やサドル選びの工夫を医学研究データから詳しく解説します。

この記事のポイント

健康のために自転車へ乗っているのに、「長時間のサイクリングはEDにつながる」という話を見ると不安になります。

自転車とEDの研究結果は単純ではありません。サイクリングをしている人全体がEDになると証明されているわけではない一方、サドルによる会陰部の圧迫やしびれは複数の研究で報告されています。

BananaUpで cycling_25 を使う場合も、しびれや痛みを我慢して時間を伸ばすRoutineにはしません。

サイクリング25分

サイクリング25分の動作

ブリスクウォーク20分

ブリスクウォーク20分の動作

ウォーキング30分

ウォーキング30分の動作

自転車とEDの研究結果は一致していない

2021年に掲載された系統レビューとメタ解析では、6研究、3,330人のサイクリストと1,524人の非サイクリストが比較されました。

単純な比較では、EDの割合やSHIMスコアに明確な差はありませんでした。一方、年齢や一部の併存疾患を調整した解析では、サイクリストのEDオッズが非サイクリストの2.00倍になりました。

ただし、研究間のばらつきが大きく、著者も特定のサイクリスト集団がリスクを受けやすいのか、より詳しい研究が必要だとしています。

2015年のレビューでも、自転車とEDの単純な因果関係を証明するにも否定するにも十分なデータはない、と整理されています。

「自転車に乗ればEDになる」「自転車はまったく関係ない」のどちらかに決めるより、会陰部へどんな負荷がかかっているかを見る方が実用的です。

会陰部のしびれは無視しない

自転車のサドルでは、陰嚢と肛門の間にある会陰部へ圧力がかかります。

2017年のレビューでは、男性サイクリストで会陰部のしびれが報告されており、研究によって頻度には大きな幅があります。しびれとEDの関連を示す研究もあります。

しびれは「運動が効いている感覚」ではありません。

ライド中に会陰部や陰部の感覚が鈍くなる、ピリピリする、降りた後もしびれが残る場合は、そのまま長時間乗り続けない方が安全です。

BananaUpの cycling_25 でも、会陰部のしびれや痛みが出た場合は中止して、自転車のフィットやサドル周辺を見直す注意書きを入れる価値があります。

サドルを変えれば防げる?

2021年の系統レビューでは、会陰部への負荷を減らす方法として、サドル形状、乗車姿勢、リカンベント型自転車、ペダル上で立つことなどが検討されました。

ノーズのないサドルやリカンベント型では、通常のサドルと比べて会陰部の圧力が下がり、陰茎の酸素圧が高くなる結果がみられました。一方、ノーズのないサドルでは安定性が下がる問題も報告されています。

数分おきにペダル上で立つ方法についても、会陰部への圧迫を減らす可能性がありますが、エビデンスは間接的です。

「この形のサドルならEDにならない」という保証はありません。体格、自転車の種類、サドル、ハンドル位置、走行時間などが組み合わさります。

長く乗る人でしびれを繰り返す場合は、自転車店などでポジションを確認し、それでも症状が続くなら医療機関へ相談します。

自転車を有酸素運動から完全に外す必要はない

自転車での走行は優れた有酸素運動の一つです。全身の有酸素運動そのものについては、EDを抱える男性を対象とした複数のランダム化比較試験やメタ解析において、勃起機能スコアの有意な改善が報告されています。

そのため、「EDが心配だから有酸素運動をやめる」という話ではありません。

自転車でしびれが出るなら、ウォーキングやジョギングなど別のCardioへ変更できます。BananaUpには easy_walk_15brisk_walk_20walk_30 もあります。

目的はサイクリングを我慢して続けることではなく、安全に続けられる全身運動を記録することです。

サイクリング25分のやり方

交通ルールを守れる安全な道を選び、ヘルメットなどの装備と自転車の状態を確認します。最初はゆっくりこぎ、会話ができる程度の快適な強度へ整えます。無理に速度を上げず、合計25分になったら終了します。

会陰部のしびれ、会陰部の痛み、陰部の感覚が鈍くなる感じ、強い息切れが出た場合は、その時点で中止します。症状を我慢して続けず、サドルの高さや形、前後位置、乗車姿勢を見直してください。降りたあともしびれや痛みが続く場合は、時間を追加せず医療機関へ相談します。

会陰部のしびれが残る場合は無理せず運動を中断する

ライドを終えても会陰部や陰部のしびれが長く残る、痛みがある、勃起しにくい状態が続く、排尿の変化がある場合は、サイクリング時間を伸ばして様子を見るのは避けます。

急な強い痛み、外傷、陰部の感覚低下が続く場合も医療機関へ相談してください。

Routine Finder では自転車以外の有酸素運動(Cardio)も幅広く選択できます。14日記録 を活用すれば、 cycling_25 を実施した日とウォーキングなどの別の運動メニューを行った日を明確に分けて記録として残すことが可能です。

参考資料

BananaUp

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