
スクワットで勃起力は上がる?筋トレとEDの研究を確認
スクワットなどの下半身筋トレが勃起力やテストステロンに与える影響について、有酸素運動とのエビデンスの違いを比較し、自宅で安全に続けられる正しい実践メニューを詳しく解説します。
この記事のポイント
「スクワットをすると勃起力が上がる」「下半身を鍛えると男性機能にいい」と聞くことがあります。
スクワットは下半身を鍛える運動として使いやすく、筋力や身体活動を増やす意味はあります。
ただし、「スクワットそのものがEDを改善する」と確認した強い臨床データはありません。EDへの運動効果で研究が最もそろっているのは、現時点では有酸素運動です。
自重スクワット


ワイドスクワット


スプリットスクワット


リバースランジ


グルートブリッジ


ウォールシット


プランク


スクワットだけを調べたEDの臨床試験は見当たらない
EDを対象にした運動研究では、ウォーキング、ランニングなどの有酸素運動、骨盤底筋、複数の運動を組み合わせたプログラムなどが使われています。
「自重スクワットを何回行えばIIEFが何点改善する」と確認したランダム化比較試験は確立していません。
ネットでは「脚には大きな筋肉があるから血流が良くなる」「スクワットでテストステロンが増えるから勃起力が上がる」と説明されることがあります。
こうした身体の変化から可能性を考えることはできますが、それだけでスクワットのED治療効果を証明したことにはなりません。
2024年のメタ解析では有酸素運動が明確だった
2024年の系統レビューとメタ解析では、PDE5阻害薬を使用していないED男性を対象とした7件のランダム化比較試験、470人が分析されました。
身体活動全体では勃起機能スコアの改善がみられました。
運動の種類を分けると、有酸素運動単独では統計的に明確な改善が確認されました。一方、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせたグループでは、明確な差は確認されませんでした。
ただし、この組み合わせを扱ったのは2研究だけです。
この結果から「筋トレはEDに意味がない」とも言えません。直接の研究数が少なく、有酸素運動ほど明確なデータが揃っているわけではないのが現状です。
有酸素運動には11件のRCTをまとめたデータがある
2023年のメタ解析では、有酸素運動を扱った11件のランダム化比較試験がまとめられています。
有酸素運動群では、運動を行わない対照群よりIIEF-EFスコアが平均2.8ポイント改善しました。
EAUも、定期的な運動やBMIの低下などの生活習慣改善が勃起機能を改善しうるとしています。
そのため、EDへの運動を考えるときは「スクワットだけをすればいい」ではなく、有酸素運動を含む普段の身体活動全体で考える方が研究には合っています。
ではスクワットをやる意味はない?
そうではありません。
筋力トレーニングは筋力を保つ、身体活動量を増やす、体重や代謝を管理する生活の一部として使えます。
NIDDKもEDへの生活習慣として身体活動や健康的な体重の維持を挙げています。
ただ、これらの全身的な利点と「スクワットをすると直接ペニスへの血流が増えて勃起が硬くなる」という主張は分けます。
BananaUpでは、スクワットをED治療として登録しているのではなく、日々のStrength Routineとして扱います。
「筋トレでテストステロンが上がる」だけでは説明できない
筋トレ後にテストステロンが一時的に変化する研究はあります。
しかし、一回の筋トレ後にホルモン値が動くことと、低テストステロンが治療されること、EDが改善することは同じではありません。
低テストステロンは症状と血液検査で評価します。
「スクワットでテストステロンを高めればEDが根治する」といった単純化された考え方は医学的に適切ではありません。
BananaUpにおける下半身Strength Routineの活用法
BananaUpには bodyweight_squat、wide_squat、split_squat、reverse_lunge、glute_bridge、wall_sit などがあります。
全部を一日に行う必要はありません。
自分が無理なくできるStrength Routineを一つ選び、Cardioや睡眠などと分けて記録します。
たとえばスクワットを行った日、20分歩いた日、その両方を行った日を別々に残せば、後から自分の活動パターンを見られます。
膝、腰、股関節に痛みがある場合は回数を増やさず、フォームや運動の選択を見直してください。心臓や血圧について運動制限を受けている場合は、その指示を優先します。
Routine Finder では有酸素運動(Cardio)と筋力トレーニング(Strength)をご自身の体力レベルに合わせて柔軟に選択できます。14日記録 を活用すれば、筋トレを実施した日と日々のConditionを並べて詳細に記録可能です。
参考資料
最近の自分で、満足してる?
いざという時のために、いつまでも男としての自信を保とう。
- 理想の自分に近づける
- 男としての上位を目指せる
- 自信につながる